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エンドファイトシンポのレポート その3

たんじゅん神奈川の中村隆一さんが、14日のレポートを書いておられるので、転載させてもらいます。

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エンドファイトフェスティバルに行ってきました。

エンドファイトとは何かご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単
にご紹介します。

エンドファイトとは、日本語に訳すと内生菌となります。
つまり植物の内側に生きる微生物やバクテリアの総称です。
特に炭素循環農法で問題にしているのは根部エンドファイトで、根部に関しては
そのほとんどが糸状菌などカビの仲間です。

近年までほとんど研究対象になっていなかったそうですが、研究機器の発達で色
々と調査できるようになり、今注目の研究になってきています。
今回はそのエンドファイト研究の第一人者である茨城大学の成澤准教授から直接
お話を聞くことが出来ました。
この研究は微生物が増えることで、何故病気などにもかからず、良く野菜が育つ
のかという事に深く関わった研究です。

昨年放送された、サイエンスゼロを見ることが出来れば分かるのですが、簡単に
言うと微生物が植物の根に感染する、植物は受け入れて光合成で出来た糖分をえ
さとして供給する、微生物は必要な時に必要な栄養分を植物の要求に従って供給
する、そういった形で共生をするという事です。
言い方を変えれば、植物が体内に取り込んでエサをやって飼っていると言えるか
もしれません。

植物の根に対して、ものすごい量の菌糸が畑の中にネットワークします。
https://picasaweb.google.com/109309252645160226965/Br#5495575430570593090

炭素循環農法はこれらの微生物を炭素資材という形のエサで供給して、大量に増
やし、活性化させようというものです。
大量に増え、活性化すれば、それだけ植物が利用できる微生物が増えるからです。

今回の話の中から印象的だったことは、肥料があるとこれらの微生物は死んでし
まうという事でした。
つまり、今までの慣行農法や有機栽培を含めた施肥栽培と炭素循環農法は並立し
ないという事です。
肥料をやることイコール微生物を減らすことになるからです。
それ故に栽培法も今までの考え方から切り離して考えなければならないことが多
く出てきます。

当日の夜は林さんと成澤准教授を囲んでの懇親会から始まり、二次会は部屋に帰
ってから炭素循環農法にまつわる色々な話で盛り上がり、最後は風呂場で朝五時
まで三次会に突入する始末でした。

二日目は稲作、育苗、剪定チップ、炭素循環農法の肝の4つのテーマに沿って自
分の話し合いたい内容のグループに参加してグループ討議を行い発表し、全体で
の質疑応答を受けながら深めていくというやり方で進められました。

私は剪定チップのグループに参加したのですが、10名以上いた中で、1時間と
いう限られた時間の中では、話し合うというよりそれぞれのやり方や抱えている
問題などを浮き彫りにするのが精一杯でした。

私にとって一番印象に残った話は育苗の話で、育苗する場合土は使わず、肥料分
は一切いらないという事でした。
排水が良く、水持ちがよい、空気の多く入る軽い資材が良いという事です。
簡単に手に入る資材としては、ホームセンターなどで売っている腐葉土が使える
ようです。
私自身は今まで一年間寝かしたそば殻に、成育しないと怖かったので、堆肥のよ
うなものを添加して使っていましたが、これからは堆肥を使わずに育苗してみよ
うと思います。

この育苗方法で育った苗の理想は、鉢の中で根が巻かずに細根が全体に広がって
いる状態だそうです。
育苗中は地獄、畑の中は天国という状態にすることで、畑の中に入れた時からど
んどん成育するようになるそうです。

今までに無い濃い二日間を過ごさせていただきました。
野菜の宅配をやり繰りして、行ってきた甲斐がありました。
今回の企画をしていただいた北総たんじゅん農法の会の皆様には感謝の念でいっ
ぱいです。
いずれは神奈川でもこの様な企画をやってみたいと思いました。

なお来年3月には、神奈川に成澤准教授に来ていただけるよう確約を取り付けま
したので、楽しみにしていて下さい。

神奈川・二宮 中村隆一

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たんじゅん 

Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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