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まさか! 土スープ法第1報

ウソか、幻か、それとも

1) きっかけ
現代農業10月号に出ているという「ヤマカワプログラム」を早速試してみることにした。
ところが、「ヤマカワプログラム」では、硬盤層の土を1kg掘りだして、ひたひたの水で10分煮込んで、土を濾して、それに光合成細菌と酵母の活性液を混ぜて3000倍に薄めて使う。
それを1反に100リットル散布すると、3~5日で、硬盤層が柔らかくなる。・・・という。
それを、ここでは、簡単に「ヤマカワ土スープ法」と名付ける。
だって、もしこんなに簡単に硬盤層が柔らかくなれば、たんじゅん農法は、初年度から転換が可能になる。堂々とみんなにお勧めできるかもしれない。

掛川のいまやっている畑、もう、炭素資材を入れ始めて、4年目に入ったのに、とても、「転換中」の看板さえかけられない。
「団粒化深度」は、はじめ、5cmぐらいだったのが、2年で、70cmぐらいまで進んだが、3,4年目で、むしろ逆に浅くなり、今年は、雨が降らないこともあって、いまは、畝間で、40cm、ほとんどは、20~30cmといった程度。
注:「団粒化深度」の測定に使う棒は、測量や運動会の縄を張り巡らすのに使われている、90cmの鉄棒(上がロープを通すように輪になっていて、下の先はとがっている、径8mmのもの)の上の輪のところに、木材を通して使っている) 
いくら、元茶畑だったからとか、言ったって、4年目で、40cmでは、話にならない。いつになったらモノができるのと問われても、「さあ」では、「たんじゅん農法」をやっているともいえない。

2)ヤマカワ法を改変
そこで、早速、溺れる者、藁をもつかむと、「ヤマカワプログラム」なるものを試験しようとした。
といっても、「光合成細菌と酵母の活性液」なんてないから、勝手に「たんじゅん土スープ法」に変えた。
要は、硬盤層のミネラルを煮だして、それを元に、硬盤層の微生物を活性化して、(たぶん、その際、その上の耕土の微生物とミネラルが補助役となって)硬盤層に働きかけることだ、と仮説を立てる。
 それには、耕盤層のミネラルと、それを発酵させる酵素がいる。そこで、光合成細菌は使わないで、酵素だけは、手元にあった「ポーマンL」を使った「たんじゅん土スープ法」で試験した。

硬盤層の土は、体重をかけて刺して、2回刺しても、もうそれ以上は棒が入らないところまで、スコップで土を掘り、その下の硬い土を、1kg掘りだし、使った。
その土を鍋に入れ、ひたひたになるまで水を加えて、10分間、グツグツ煮た。
それを、布で、ろ過して、出てきた水を、200リットルのタンクの水に加えた。
さらに、その水に、「ポーマンL」という酵素液を、200ミリリットル、加えて、良くかき混ぜた。

「ポーマンL」は、昨年からたんじゅん農法を始めた、富山・南砺の吉田稔さんが、以前開発した資材の一つ。
吉田さんは、国際有機公社という会社http://oisii-saibai.com/をもう30年以上も前からやっており、8,9割は、自社の資材でおいしい野菜ができるようになったのだが、あと1,2割、何が足らないのかわからなかった。それが、たんじゅん農法に出会って、「これだ!」とわかったという方。
昨年秋から、会社をやるかたわら、自分でも先頭に立って、何町歩もある畑を、たんじゅん農法に変えて、今年は試験中。5月には、もどきさんを招いて、たくさんの若い方と交流会を開いている。「肥料をやらないでも、できるんだね」とびっくりして電話がかかってくる。
所々、自社の資材を併用したりして、自社の資材が糸状菌と親和性があるかどうか、試験もしている。じつは、その試験を、掛川でもしていて、酵素「ポーマンL」が糸状菌の働きを阻害するどころか、活発化することを確認している。

話がそれたが、「土スープ法」に、酵素が必要と聴いて、すぐに、酵素として「ポーマンL」を使おうとしたのは、そのような経緯があるから。「たんじゅん土スープ法」では、光合成細菌はいれてない。

3)「たんじゅん土スープ法」
さて、「たんじゅん土スープ法」の実践、実験。
ここ10日、雨が全然降っていない。天気予報によると、今後、5,6日は雨もないという。そうなると、雨(湿り気)で棒の刺さり具合が変化する影響がなくて、ちょうどいい、と考えて、早速、実験を開始する。
9月11日に、「たんじゅん土スープ法」で200リットルの液を作り、一晩、タンクの中で寝かした。
9月12日に、約1反の畑に、その200リットルの液を、田んぼの水を上げるエンジンポンプで、散布した。ところが、ヤマカワ法では、100リットルと合ったので、そのつもりで撒いたが、なにしろ、ホースが、田んぼの水用で、径が25mm。200リットルの液が、畑半分(A畑)撒いたところで、なくなってしまった。

それで、1反の畑の後半分(B畑)は、また、1kgの土を掘って、同じように土スープ液をつくり、一晩寝かして、次の13日に、新たな200リットルを撒いた。
結局、「ヤマカワプログラム」と違って、「たんじゅん土スープ法」では、1反の畑に、2kgの土のスープ液を400リットル撒いたことになった。
畑は、10日ぐらい、雨がほとんど降っていないので、カラカラ。

液を撒く前に、測量用鉄棒で、畑の<畝間>(通路)18か所を調べた。そこに竹の棒をさして、地点名と「団粒化深度」を書いておいた。深度は、棒を同じところに2回刺した時の値。(それ以上は入らなかった)
畑の南半分(南畑)は、炭素資材投入歴3年の「団粒化深度」は、40cm~50cm
           投入歴2年のところは、10cm~25cm
畑の北半分(北畑)は、炭素資材投入歴3年半の「団粒化深度」は、15cm~30cm
           未投入のところは、~10cm

9月14日 天気予報がはずれて、雨が急に降り出し、1時間降る。

4)試験結果
9月15日 晴 測量用鉄棒で「団粒化深度」(cm)を計る。(未)は、液を散布してないところ
南畑 (「たんじゅん土スープ法」の液を散布して3日目) 
地点   A   B   C   D   E   F   G(未)   Z(未)
散布前  40  40  40  25  40  50  10     10 
3日目  70  80  90  90  70  70  10     10

北畑 (「たんじゅん土スープ法」の液を散布して2日目) 
地点   A   B   C   D   E   F   G   H  I(未)Z(未)
散布前  25  25  25  25  20  30  15  15  25  15
2日目  60  60  50  50  35  50  20  15  25  15

なお、南畑のZ地点、北畑のZ地点ともに、畑に使用していないところ。また、北畑のG,H地点は、畝間だけど、畝を高く上げたために、硬盤層が露出しているところ。

5) 考察
細かい考察は、後に譲るとして、まずは、南畑に散布3日目の結果を見ると、
散布したところでは、いままで、40cm前後の「団粒化深度」だったものが、70cm~90cmになった。これは、散布した次の日の雨の影響がないとは言えないが、地点GやZで変化が見られないことから、その影響は、無視していいのではなかろうか。
散布2日目の北畑の結果を見ると、地点A~Dは、明らかに、「団粒化深度」は、高くなっている。すでに、2日目に効果が出ているとみれる。
ところが、地点G、Hは、ほとんど変化がない。液を散布していない地点IやZと変わりがない。これでは、液を散布しても、「団粒化深度」が高くなるところと、変わらないところとあるということになる。

それについての考察は、細かくなるので、後にするとして、
もしも、この「団粒化深度」の変化が、「たんじゅん土スープ法」だけによるものであるとするなら、これは、画期的なことだ。と冷静に書いているが、じつは、手が震えている。
こんな簡単な方法で、2,3日で、安く、「団粒化深度」なると、たんじゅん農法のだけでなく、農業が変わる。展望が持てる。
それには、もう少し、試験する必要がある。
1) どの程度、この「団粒化深度」が持続するか。変化するか。
2) この「団粒化深度」の変化は、「たんじゅん土スープ法」だけの効果によるものか。
3) この効果が現われているところ、いないところの原因と、解決法。
4) 他の方による追試

という、まずは、「たんじゅん土スープ法」の第1法をお届けした。       2012.9.16
                           田舎モン(tanjun5s@gmail.com)
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Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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