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5月8日 愛媛・伊予 福岡さんの畑 感想

mixi たんじゅん農法 より 転載

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(農業)自然農法の神様 福岡正信さんの畑を訪問 2012年05月11日02:48

炭素循環農法の林さんたちと、愛媛県伊予市にある
福岡正信さんの息子さん、お孫さんに当たる方の畑を訪問しました。

福岡正信さんと言えば自然農法では神様的存在で、
自然農法を学ぶ人は必ず通る道です。

ご本人は98年に他界されましたが、今はその息子さん、そしてお孫さんが
福岡自然農園をされているようです。

現場に着くと、そこではたくさんのスタッフが忙しく働いていました。
研修生も海外からの方いるようです。
みかんの出荷や小麦の収穫などをしていました。

そんな中、お孫さんとその奥さんに同行いただき、畑を見せてもらいました。

まずずっと山を登ってその尾根にあるみかん畑の見学です(2枚目の写真)。

このみかん畑はお父さん(正信さんの息子さん)がされているそうですが、
ここで最も特徴的なのは、みかんの合間に大根が植わっているところです。
適当にいろんな種を放って、勝手に伸びてきたものだそうです。
収穫してない立派な大根があちこちに見えます。

また、その場で刈り取った刈草が敷かれていますし、
みかんの木の下には肥料や蕎麦ガラもまかれてました。

いつものごとく、林さんは棒を土に刺してみます。
竹だったこともありますが、20-30cmくらいしか入りません。
団粒化はさほどではないようです。

林さんは、ここは日当たりもいい、水はけもいいはすだから、
上に敷いている刈り草を土と混ぜたらもっとよくなると言っていました。

次に山を降りて、福岡正信さんが実際使ってられたという畑に行きました(3枚目の写真)。

ここは正信さんが亡くなってから若干の草刈をしただけで、
十数年ほとんど放置状態になっているそうです。
一軒古びた家がありましたが、この家の壁もこの土地の粘土を使って建てたのだそう。

なだらかな丘のような地形ですが、
今は果樹や木がうっそうと茂ってます。

正信さんが使っていたころはここまで林のようではなかったと思います。
ここで果樹の合間に粘土団子を放って野菜を栽培されていたのでしょう。

ぱっと見、畑というより林であり、
かなりのカルチャーショックを受けました。

<福岡正信さんの自然農法とは>

福岡正信さんは、
あまりにも身勝手な欲望にとらわれ、
目先の効率や経済性を追求する人類の愚かさを訴えるため、
農業という手段で表現されたものだと思います。

人間が効率や経済性を追求し、
身勝手な欲望を自然に押し付けるのではなく、
できるだけ欲望を捨て人間が自然に歩み寄ることで、
農薬等の近代科学の知見を使わなくても
立派に作物の栽培ができることを実際に見せたのだ思います。

そういう意味では、人間の経済論理をも
身勝手な欲望として否定的な見方をしていると思います。

私も貨幣経済を含む近代の在り方の多くは長い目で見ると人を幸せにしないため、
否定されるものと思いますので大いに共感できます。

従って、現金収入を得る、経済性を追求する農業には向きませんが、
持続可能な自給自足的生活を目指す農業としては学べるところも多いと感じました。

例えば、コストやエネルギー、手間を徹底的に排除する点です。
自然に加える手間を最小限にしていますし、
農薬、肥料などのコストもかからず、
刈草や緑肥だけで十分なので外から資材を運ぶエネルギーも必要なし。

従って貨幣経済が破綻したり、エネルギー源がなく人力で農業する必要がある時に
再び脚光を浴びるのではないかと思います。

ただ、今はまだそんな時ではないわけで、
正信さんの息子さん、お孫さんは、当然経済性をも考慮する農業をされていると思いますので、
正信さんの教えと、経済性をいかにバランス良く両立するかに
大変苦慮されているのではと思います。

そのあたりをじっくりお孫さんにお聞きしたかったのですが、
お孫さんは静かな方である上に、林さんが終始間髪いれず話し続けたため、
ほとんど林さんが炭素循環農法の説明をしただけで本日は終了してしまいました。

それが林さんの目的だったと思いますでそれでよかったのですが、
今回は福岡正信さんの自然農法や、息子さん、お孫さんの農業を
詳しく知ることはできませんでした。

<炭素循環農法との比較>

まず林さんが今回の見学の後どのような事を言っていたかというと
(私なりの解釈で語弊がある恐れがありますが)、

・福岡正信さんは自然農法の広報役。広報役として十分な役割を果たされたから他界された。
・福岡正信さんは農業を自分の頭で考える哲学にしてしまい、自然から多くを学ばなかった。
・このような自然のままでは農業ではない。
・農業のプロは人々に十分な食料を提供する義務があるため、収量を下げてはいけない。
・正信さんの畑は有志で保存したらいい。果樹は日当たりが重要なので木を間引くと良い。

このような事を仰っていました。

私が今回感じた、炭素循環農法と福岡正信さんの自然農法の違いは、
同じ無農薬 無施肥 不耕起であっても、

・炭素循環農法 

 重要な目的: 食糧問題の解決 → 近代科学を否定せず必要に応じて積極活用
          → 生産性を最大限にする

・福岡正信さんの自然農法

 重要な目的: 近代の否定 → 近代科学を使わない農業の実現 
          → コスト、エネルギー、手間を最小限にする

という方向性の違いがあるのではないかと思いますがどうでしょう?

もちろん、炭素循環農法の方が後発ですので
より多くの知見を取り入れて完成度は高くなっていると思います。

いずれにせよ、再度訪問して、福岡さんの農法を詳しく聞いてこようと思っています。
イイネ! コメント
イイネ!(3) まーぼう HUGO サリー
コメント

かぐやロケット2012年05月11日 04:48
福岡様と、林様のご対決に立ち会ったとは、スゴイ経験をされましたね!

私が思うには…、

福岡式自然農法: 神にゆだねる(受動的)
炭素循環農法: 神をも利用する(能動的)

かと思います。
何にせよ、

>お孫さんは静かな方である上に、林さんが終始間髪いれず話し続けたため、

の、一行にすべてが集約されているようにも思います(笑)。

健全な玄米食のすすめ2012年05月11日 07:00
>福岡式自然農法: 神にゆだねる(受動的)
>炭素循環農法: 神をも利用する(能動的)

福岡式自然農法: 神にゆだねる(受動的)・ 自分(人)の側から見ている
炭素循環農法: 神様をやってみる(能動的)・相手=自然(神)の側から見る・・・・・・・・かと(笑)。

自分(人)の側ではなく、相手=自然(神)の側から見るということ。早い話が「神様の気持ちになって」(笑)物事をみる。
神様をやってみるということなんです。
神様の気持ちになって(立場の逆転)http://freett.com/tenuki/etc/matome.html#kami

自然農法は自然から新たなパイを貰います。
しかし、ただ待っているだけ(スローライフ)では、棚からぼた餅は落ちてきません。
自然は理(法則)で結果を出します。人が自然の原理を理解し積極的に活用しなければなりません。

自然が生き物を生かす原理を子供の時から教え、生涯それを活用する術を学ぶ必要があります。  
続あなたは貧乏(人を食い物にしなくても)http://freett.com/tenuki/etc/matome.html#zoku-binbo

>の、一行にすべてが集約されているようにも思います(笑)。
同感(笑)。
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Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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