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6月1日 北海道上川


内容を報告いたします。

その前に、自己紹介をさせてもらいます。

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まず面積ですが約40町です。
作物はここでは一般的な4品目(じゃがいも、小麦、ビート、豆)を輪作していてそのほかにスイトコーン、アスパラ、かぼちゃを作っています。
4品目の中でもじゃがいも、小麦、豆はほかの農家さんが種にするものを作っていて特別栽培になるため農薬や使用時期がガチガチに決められています。

そんな中限られた資源(化学肥料など)を使いこの農業が持続可能なのか不安を感じた時にこの農法を知りました。

単純農法を知ったのは1昨年前で春に林先生が来てくださいました。
2反ほどの場所に廃菌床を撒きスイトコーン、アスパラ、かぼちゃなどをまきました。
ところがここでは廃菌床はほとんどなくうまくいきませんでした。

北海道での問題はとにかく炭素資材がないということです。
林先生も言っていましたが畑の面積は大きいのに廃菌床は近くになく、また木材チップは牛やさんやまた暖房の材料などで需要があり価格がかなり高いのです。
ここが北海道で広がらない理由かなと思っています。

しかしそれでも可能性はあると思います。
今私が考えているのは作物の残渣(麦がら、豆がら、スイトコーンの茎)を利用してなおかつ緑肥ソルゴーを利用するということです。
外から持ち込むのでなく残渣とそのあとに撒く緑肥で炭素が補えないかなと思っています。それだけじゃ少ないかな・・・。
頭で考えているだけでまだ全然結果出てないですが、とりあえず今年はアスパラ収穫終わったら根を切って転換し始めたいと思っています。
またもう一枚小さな畑でいまビートが植えてありますがそこに炭素資材を入れ来年スイトコーンを作りその残渣で回せるか試してみようかなと思います。
また家の裏には家庭菜園の規模でスイトコーン、大根を撒いています。

簡単にできないと思いますが、私の息子が大人ななるまでに少しでもそんな畑を残してあげれることが最大の夢であり目標です。

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まず北海道の場合は一年一作のため炭素資材は一度に入れる。
また入れる時期は秋に。

北海道では炭素資材が少ないためまた面積も多いことから作物の残渣を利用して循環させる。(ブラジルのサトウキビが例)

それだけでは炭素が少ないように感じるが北海道の場合温度低く分解も遅いため一年分の炭素資材も少なくて済む。

北海道は大型の機械があるためそれをうまく活用すれば(改良など)効率よく転換できる。

ただそれだけに問題は機械が大きいため深度破砕も毎年深く入れていることから深くまで腐敗が届いてその深いところに硬盤層ができているためそれを壊すのは大変。また堆肥が多く入っているところはなおさらでこの堆肥の問題を解決していかなければならない。

等です。

今回で北海道ならではの可能性やまた問題などがわかりました。
難しいかもしれませんがまず一歩踏み出さないことにはいいのか悪いのかもわかりません。
まず実践してみようと思います。

ほんとに、こんなに遠いところまできていただいて感謝しています。


できれば時間を作って、実践されている方々の圃場を見学できればなと思っています。

もしそのような機会があればよろしくお願いします。

佐藤 浩史
satou-hi@cream.plala.or.jp
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たんじゅん 

Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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