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5月28日 静岡・森 交流会 報告

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高知の吉井です。

静岡・森の交流会の後に見学した畑の様子を報告します。
浜松市にあるMさん、Sさんの畑を見学しましたが、
まずMさんの畑を紹介します。

(mixi写真参照)http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000061475400&owner_id=305406

こちらの畑は何といっても大量のチップが投入されていることが大きな特徴です。
見た目はチップで覆われていて、土が見えません。
アボガドの木を初めて見ました。

後の畑については、窒素飢餓が発生してましてが、
一見見ると水はけが悪そうになく、
しかもC/N比の高い竹チップを投入しているにしては驚きでした。

高炭素資材だけ使っていても腐敗、もしくは窒素飢餓が発生しうる
という事実は大変勉強になりました。


●地形
最初の畑: 平地。周りも畑地。
後の畑: 高さ5m程度の河岸段丘の上でゆるやかな傾斜地。西側に段差がある。

●水はけ
最初の畑: 大きな問題はなさそう。
後の畑: 土中の水分量が多め。ゆるやかな傾斜地につき水はけに問題がありそう。
もどきさんコメント: 通路に溝掘った方が水はけよくなる。

畝高 10-20cm

●地質
心土は赤土。下に石があるよう
匂い 強い
棒の深さ 1m程度

●炭素資材
資材 竹チップ
量 土の上に厚さ30-50cm程度と大量に入れている

●雑草
チップで覆われているために雑草僅か
カタバミ、ヤブガラシ、ドクダミ、ツユクサなど

●虫
コガネムシの幼虫、モンシロチョウ、アリ、ハエ、ミミズなど

●硝酸値
先の畑 0-10(玉ねぎ、虫食いキャベツ)
後の畑 500(窒素飢餓した春菊)
腐敗の結果硝酸が生成されたと思われる。
虫食いでも硝酸値は必ずしも高いわけではないよう。
もどきさんによると、硝酸を生まない腐敗もあるとのこと。

●植えてるもの

そら豆、玉ねぎ、キャベツ、ニンニク、カボチャ、ズッキーニ、レタス、春菊、ナス、シシトウ、
ピーマン、トマト、ゴボウ、ニンジン、大根、白菜、ネギ、キュウリなど多数

大きさ むらがあるところもある
葉の色 全体的に薄い

後の畑の春菊、ズッキーニは小さいのにとう立ちしている。窒素飢餓が起きている。
窒素分は入っていないため、
一時的に排水が悪かったことが原因のよう。
田舎もんさんはズッキーニの植え付けが深すぎたと指摘。
去年ズッキーニはよくできたそう。

もどきさんコメント:
後の畑は水路を掘って水はけを改善した方が良い。

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浜松市の天竜川近くにある、Sさんの畑を紹介します。

(mixi写真参照)http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000061478098&owner_id=305406

こちらも炭素資材を大量に入れています。
砂質で水はけがいいことも好条件で、
作物が良くできていました。
硝酸値は3つ測定しましたがいずれも最低値。

カエルがたくさんいましたが、一日に3キロも移動するらしいので、
どこからかやってきたのかもしれません。

玉ねぎは特に甘く美味しかったです。
もどきさんは、これで作物が巨大になってくれば本物とコメントしてました。

4年目の畑。

●地形
天竜川近くで砂質。平地で周りは畑や住宅。

●水はけ 砂質なのでよさそう。

畝高 20cm

●地質 砂質
色 灰色
匂い する
棒の深さ 1m以上

●炭素資材
資材 おがこ、廃菌床、落葉など
量 特に畝間にたくさん

●雑草
スギナ多い

●虫
カエルは多い

●硝酸値
0-10(じゃがいも、ハウスのアブラムシ付いたレタス、ハウスの連作インゲン)

●植えてるもの
名前 ニンジン、里芋、イチゴ、ネギ、玉ねぎ、じゃがいも、レタス、ブロッコリー、インゲン、小豆、オクラなど

イチゴの味はもどきさんからもお褒めの言葉。玉ねぎも甘みあり生で美味しい。

ハウス: レタスにアブラムシ
外から雨水が浸み込んで菌が溺死した可能性あり。

ハウスの豆の連作を五年ほど。
もどきさんコメント: 落葉などを大量に入れていると豆の連作も大丈夫。
しかし葉が異様に大きい。イネ科のものを植えると収量3-4倍になる。

グループページ: http://groups.yahoo.co.jp/group/tanjun-nippon/




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「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
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