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イチゴの炭素資材とクラウン 追加

tanjun-nippon のメールから、転載させてもらいます。 4月2日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横山さんへ

いちご、おいしそうですね。
私も是非来年は挑戦してみたいと思っています。
そこで質問なのですが、
炭素資材の入れ方なのですが、
土寄せのように株の回りにかぶせると
クラウン(芽のところ)が隠れてしまわないか、と心配なのですが、
コツなどありますか?
3年も植えっぱなしだと
どうやって入れるのだろうと疑問になりまして。
クラウンは埋もれないように植えるのが、
苺の植え方だと聞いているので、
どうされているのか
よろしかったら教えていただけますか?

広島 岡崎尚子


2013/03/31 10:22 "横山慎一" :


 岡崎さんへ


質問ありがとうございます。

炭素資材の投入(エサやり)の方法について、
通路に資材を入れて、
管理機で土とまぜながら畝に跳ね上げてエサやりをするつもりです。

また、クラウンに土などをかぶせないようにするのが、
イチゴ農家さんの常識です。
「クラウンに土が触れていると、そこから病気(タンソ病)が入る」
と言われるのですが、本当にそうなのかは疑問です。

今年は僕のところでは1株も病気になっていないので、
もしかして、たんじゅん農法では、いらない気遣いなのかもしれません。

実はうちでは、来年は、
「クラウンを温めるために」、
あえてクラウンに資材を寄せるつもりです。
(冬越しの大根やニンジンからヒントを得ました。)
クラウンに土が触れるのが大丈夫かどうか、
きっとイチゴに教えてもらえると思います。


横山 慎一
横山さん・岡崎さん

長野のsakusakuと申します。

イチゴのクラウンを埋める件について、もしかしたら慣行農法的な意見をさせていただきます。

クラウンは、イチゴにとって唯一の成長点になります。(クラウンの直下、数箇所も含めて)
他の野菜や花木でもそうですが、成長点を土に埋めるなんてこと、普通めったにないですよね?

イチゴを上から覗き込むとわかりますが、新葉や花芽は成長点からゆっくり顔を出します。
その成長点が土の中にあったら、葉も花もスタートからつまづき、時には湿った土のせいで腐ります。

そういう意味で、クラウン直下まで土を被せる、というのがベターなのではないでしょうか?
クラウン直下は、新しく強い根を作ってくれるところでもあり、ここに土があるのはイチゴにとってプラスです。
同じ株で複数年収穫をする場合も、葉かきとクラウン直下までの土寄せを繰り返すことが、成功の
ポイントになると思います。

冬の収穫量を上げるためクラウン部分を加温する技術があるようですが、その場合でも
クラウンを埋めているのでしょうか?

それと、炭そ病との関連についてですが、炭そ病を発症するのは25度以上の環境下で、
慣行農法でも、冬の収穫期に炭そ病で株が枯れることはほとんどありません。
しかも、たんじゅんの土が出来てくると、微生物が大活躍してくれるおかげで、○○病という
もの達はあまり活躍できないと思うので、炭そ病に気を使う必要はなくなると思います。

いちごの炭そ病は、葉や茎に菌が付くのが主に初発で、それがだんだんクラウン部にまで菌糸が
到達し、クラウンが腐って枯れます。

横山さんのイチゴを見学させていただいた感じでも、もう既に病気の心配はない所まで来ている
ように感じましたし、水やりを一切しないので炭そ病がもし発生したとしても蔓延はしないはずです。
クラウンに土をかけるのも、もしかしたら乾燥条件ならありなのかもしれませんが、土よりも
少々光の入る炭素資材等をかける方が良いような気がします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

桜井さん


まず、
「クラウンに土をかぶせない理由」について、
成長点だからという理由、ありがとうございます。

その理由は考えていなかったので、
さっそく試してみて、新葉や新芽の出方がどうなるか、観察してみます。


また、かぶせるのは土がいいのか炭素資材がいいのか、について、
昨年9月の定植は、土寄せしない普通の植え方だったので、
炭素資材の方しか試さなかったのですが、
今の時点の結果は、
「炭素資材をかぶせた方が、若干生育がいい」
でした。
(少なくとも、チップをかぶせることによる害はなさそうでした。)
⇒大橋さん、ハイキンショウをかぶせた結果はどうでしたか?


>それと、炭そ病との関連についてですが、炭そ病を発症するのは25度以上の環境下で、
>慣行農法でも、冬の収穫期に炭そ病で株が枯れることはほとんどありません。

僕が何軒かで聞いたのは、
定植直後の9月や10月に病気になるという話でした。

特に、クラウンに土がかぶるような深植えになると、
桜井さんが「時には湿った土のせいで腐ります。」
と書いていたようになるから、
慣行農家さんは植え方に気を遣っているのかもしれませんね。
(炭そ病は糸状菌がおこすらしいので、湿気はよくなさそうですね。)





さて、次の話題です。


>クラウン直下は、新しく強い根を作ってくれるところでもあり、ここに土があるのはイチゴにとってプラスです。
>同じ株で複数年収穫をする場合も、葉かきとクラウン直下までの土寄せを繰り返すことが、成功の
>ポイントになると思います。

この話も、とても興味があります。


僕は、イチゴの根の伸ばし方に、以下の2つの方針が考えられると思っています。

①「最初に出た根を、どんどん深く広く伸ばさせる」

②「新しい根を次々と出させる」


①の場合は、「根が傷まないようにすること」がポイント?
そのために、これをやるといいという具体案がまだ見つかってないです。
あえて言えばストレスなく健康的に育てること?

②の場合は、桜井さんの言うように、
「葉かきとクラウン直下までの土寄せを繰り返すこと」がポイントとなりそうです。


今年、僕のところでは、葉かきを一切やらなかったので、
結果的に①を目指していたことになりますが、
葉水の量で判断するかぎり、根が順調に動き続けているように思えました。
しかし、これがベストな状況だったのかはわかりません。

①と②のどちらがいいのか、
これについては、今のところ仮説ですが、
ハイブリット案で、
「①を狙いつつ、何らかの障害で最初に出た根が弱るような状況になったら②を行う」
というのがいい気がしています。

「普通の作物で考えると、根が伸びていけば勝手に新しい毛細根が出るのでは?」
というのが唯一の根拠です。

桜井さん、イチゴの特性として、
新しい根を出させた方がいい理由をご存知だったら教えてください。
(たとえば、「イチゴはいくら健康でも根は老化して使えなくなる」など)


⇒大橋さん
今シーズンの大橋さんのイチゴが、
まさに、僕のハイブリット案のテストになると思ってます。結果に期待してます。


最後に、付け加えます。

いろいろ書きましたが、
シーズン後、どこかのタイミングで一度は葉かきをやって、
新しい根を出させた方がいいとは思っています。



以上です。
イチゴのマニアックな話、しかも長文に付き合っていただき、
ありがとうございました。



横山慎一
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Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
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