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たかつ農園

自然農食 たかつ レポート  
              テラシエラ             2009年04月15日         

・「炭素循環農法」は私にとって未知の世界。ですが、“すべての命を生かす(活かす)農法”であることに、ただならぬ魅力を観じています。でも、ただ情報を知っているだけでは宝の持ちぐされ。私は、この作物づくりの方法を自らも使いこなせるようになり、そして、広く関心のある方々にお伝えして行きたいと希求しています。それは、この農法を実践することが、“人がすべての命との繋がりを回復する(自然回帰)”きっかけのひとつになり得ると思うからです。農業は入門したての私ですが、少し先輩の天明さんとコンビを組んで、ここ川崎市高津で自主稽古に励みます。

・「自然農食」とは、化学肥料と農薬に依存しない、自然にある物質の循環による栽培法(=自然農)で生産された農産物を主として食する(=自然食)ことにより健康と自然環境を保全する生き方です。これは、天明さんが宮城の市民農園とご自宅の家庭菜園に託された大切な想いでもあります。そして、遥かブラジルから故国に伝えられた「炭素循環農法」は、まさにこの「自然農食」を誰もが実現するための“光”となることでしょう。

・そのためにも、この場を借りて、皆さんとの情報交換・情報共有も是非とも進めたいと思います。私自身が学びたい。ですから積極的に情報発振させて戴きます。どうかよろしくお願い致します。
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・私は横浜の団地住まいのガーデナーで、自宅のベランダで土づくりの準備を始めたところです。ところが、先日東京で林さんとお会いできたことがきっかけで、既に実践者で川崎にお住いの天明さんから「お近くなのでよろしく」とご挨拶メールを頂戴し、早速昨日、天明さんの家庭菜園を拝見してきました。

・建物が撤去されて空地だった宅地を畑にされて2年。春の野の花といっしょに、にんにく、たまねぎ、えんどう、春菊などの野菜が育っていました。にんにくの種球根は、天明さんの自家産だとか。
・無農薬・無肥料。最初の微生物をふやすスターターとして、EM活性液やボカシ(米ぬかを納豆菌で発酵させたもの)を少々使われたそうですが、基本は雑草・落ち葉・生ゴミを土に敷いたり入れるだけの栽培を継続してこられました。

・何しろ「炭素循環農法」のみならず、農業は全く素人の私にとっては、作物の生長度合は全く判断がつきません。それでも「本当にアブラムシ一匹つかず、これだけの野菜が出来ている!!」という新鮮な驚きを十分に観じました。そして、にんにくの葉の生長ぶりは”健やか”そのものでした。
 作物の周りに生える草々も、私にとっては40年以上も前にレンゲを摘んだ子どもの頃、田畑で見たのと同じ懐かしい風景でした。元が宅地だっただけに石ころや瓦礫も多く、天明さんの御苦労も偲ばれましたが、見かけではなく、気持のよい畑でした。

・そして、天明さんのご厚意で、この畑づくりを少々お手伝いさせて戴くことになりました。ほんとうに有難い幸運に感謝です。皆さまのお智慧も拝借しながら、この畑で様々に学ばせて戴く所存です。

・無農薬・無化学肥料が基本の市民農園「自然農食 よこはま」の実現に向けて動き出します。

4月15日 テラシエラ
【炭素埋設 試行錯誤(1)】 
・4月12日、次作のための土づくりのご報告です。…といっても、天明さんから今回すべてを任されて、一人でいろいろと試行錯誤してみました。その様子を、写真中心でレポートします。

1. 作業概要
・耕した範囲は約2坪(3畝)で、前作は其々コマツナ、ニンジン+大豆、春菊。
・使用資材:前作残渣、公園の落ち葉約150ℓ(ビニール袋に保存したもの)、米ヌカ、貝石灰
・各畝ごとに、埋設方法を次の2通り設定。さらに各々に貝石灰有無区分を設定(計4通り)
 深埋:GL-30cm堀り、落ち葉約30ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
  さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
 浅埋:GL-10cm堀り、落ち葉約16ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
  さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
    ※上記其々の半面には、貝石灰をひと握りづつ播いた(畝の両端部)。
    ※炭素比のより高い落ち葉を深部に、生の残渣はなるべく浅部にと考えました。
      尚、落ち葉の一部には、白いキノコ菌らしき菌糸を確認しました。

2. 現在の土の状態 (掘ってみた印象)
・表層から団粒化が進んでいるようで、スコップの最初の一踏みは軽く土に入る。
・掘り返した土の手触りは、サクサク、サラサラ。特別に粘土質でも砂質でもない。
※コマツナの畝が特にサクサクとした軽い感じの団粒土となっていた。但し、植物体は貧弱。
一方、春菊の畝はもっと重く締まった印象。植物体は根張が良く、ハンドボール大の根が土を抱えたまま掘りあがる。
・GL-30cm辺りから心土なのか、上層のようにサクッとはスコップが入らない。石も出てくる。
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・写真は、左:作業前、中:土の状態、右:作業完了 の様子。

【炭素埋設 試行錯誤(2) :深埋の作業(その1)】
*GL-30cm堀り、落ち葉約30ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
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【炭素埋設 試行錯誤(3) :深埋の作業(その2)】
     *さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
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【炭素埋設 試行錯誤(4) :浅埋の作業(その1)】
*GL-10cm堀り、落ち葉約16ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
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【炭素埋設 試行錯誤(5)) :浅埋の作業(その2)】
  *さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
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【炭素埋設 試行錯誤(End)) :前作春菊の畝】
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     *春菊の根張りや土の様子をご覧下さい。

・何しろ畑の畝立ては、生まれて2度目の経験です(お恥ずかしい限り…)。
今後も、適宜経過などをご報告するつもりです。

4月16日 悠
テラシエラさん!!!!すごい!!!ありがとうございます。
とっても参考になります。
僕も炭素循環農法でやりたい!!!

石灰と落ち葉は撒いた方がいいですか?
うちの畑は粘土質です。でも香川は雨が少ないのでとっても乾燥しています。

どのくらいになったら種、苗をうえても良いのでしょうか。。。。
生の草、雑草はそのまま混ぜています。

4月16日 まーぼう
実際の様子が非常によくわかり、とても参考になります。

4月16日 テラシエラ
はじめに御断りしておきたいのですが、「私は炭素循環農法/農業/作物づくりは初めて」です。ほとんど素人に違いありません。
 ただ、田畑や野原で遊び、草花や樹木を育てたり土いじりをすることは、子どもの頃からずっと好きで続けてきました。ですから、林 幸美さんがHPに書かれた情報や直接伺うことのできたお話から、私は私なりに受け取ったものを表現し、”試している”段階です。どうか過信はなさらないで下さい。(ひょうたんから駒ということもあるかもしれませんが。)
 
・天明さんの家庭菜園という実践の場と、幸運にも出会うことができましたので、私もこれから学ばせて戴きます。
 どうか、ここでの足跡をひとつのサンプルとして、皆さんと共に相互に学びあう機会の題材とさせて戴ければ何より嬉しいです。

4月17日 テラシエラ
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悠さま
・畑を始められたとのこと。お互い離れてはいますが、是非一緒にやりましょう。

・さて、私もまだまだご質問にお答えできる身分ではありませんが、林さんのHPを読んで思いつくことなどコメントしてみます。

・悠さんの畑の環境や土の状態などがよく分かりませんが、”好気性微生物(酸素が必要)が豊かに活動できる土づくり”が考え方の基本です。
 林さんのお話では、「微生物を飼う」という観点から大切なことは、
  1.空気(酸素がなければ窒息死)
  2.水 (喉がカラカラでは生きていけない)
  3.エサ(腹が減っては働けぬ)
だそうです。これは自分に置き換えてみても分かることです。

・天明さんの畑の土は既に3年目を迎え、表層20cmまでは団粒化(分からなければ調べてみて下さい)していて、上記1の空気の通りはよさそうでした。ですから今回は地下30cmまで掘って、腐敗の心配が少ないと考えられる落ち葉を土と混ぜました。
 悠一朗さんの畑は「粘土質」とのこと。もし硬く締まって水はけが悪いようならまだ団粒化が進んでいませんから、有機物の深埋めは避けた方がよさそうです。林さんのHP「転換」のページを読んで参考にされるとよいでしょう。

(以下転載)----------------------------------------------------------
浅く混ぜる理由は、十分酸素が届く範囲で、入れた有機物を腐敗させずに、土に触れさせるという意味です。勿論、水による移動もありますが、大量の微生物が繁殖している有機物が土と触れないことには話しになりません。
(中略)

団粒化が進めばそれに合わせ、有機物を次第に深く入れます。目安は初年度10cm、2年目から5cmずつ深くし、最終的には通常の機械で可能な、25cm程度まで有機物を混ぜても構いません(順調に土壌改良が進んだ場合)。
------------------------------------------------------------------------
・次に、「乾燥しやすい」については、何らかの”マルチング”(地表部を覆って水分蒸散を抑える工夫)が有効です。
 ビニールマルチがお手軽ですが、私は好きになれません。できればやはり土に還る天然資材を使いたいですね。地元で手に入る何かよい資材はないでしょうか?
 例えば、林さんお勧めの廃菌床が手に入ればベストです。あるいは剪定枝のチップ。これらで、地面(畝)の表面を覆います(HPに写真や厚さなど載っています)。雑草を生やしておくのもひとつの方法。また、作物がある程度育つことで葉影が近い効果を発揮するようにもなります。

・作付けする作物については、私もこれから勉強です!
あまりおっかなびっくりしでなくとも、ほぼ周年作れて簡単に栽培できるものを、まずは育ててみてはどうでしょう?
 例えば、コマツナ、ラディッシュ(二十日大根)、春菊など。また、ハーブ類はどれも結構手軽にできます(バジルやルッコラなどは料理やサラダにもGood!)サラダ菜やインゲン豆もできるでしょう。4月、5月上旬くらいまでどれも種まき可能です。

・それから、土壌改良の役目も果たしてくれるトウモロコシを植えるというのは興味があります。コンパニオンプランツ(一緒に植えるとお互いよく育つ仲間)として枝豆とも組み合わせできるようなので、私もこれは試してみたいなと思っています。トウモロコシは根が深く張って土を起こしてくれるのと、収穫後に緑肥として大変よいのだそうです。

(以下「実践2」より)-------------------------------------------------
それ以前は、生食用トウモロコシを作り残滓を鋤込み、少しのキノコ廃菌床で野菜を作る。これを、年二回ほど繰り返しています。その間、追肥のつもりで、植物系の葉面散布剤を少し使っています。
特に、自然農法や有機農法などについて勉強したこともなく、詳しいことは何も知りません。ですから、特別なことは何もせず一応、無農薬。ほぼ無施肥。ただ、トウモロコシが土に良いということは、雑穀類などとの輪作に大々的に応用されていて、ここ(ブラジル)の農業者ならだれても知っています。それで、トウモロコシと葉野菜の輪作にしたわけです。
------------------------------------------------------------------------
・以上。あまり付け焼刃を披歴するのもどうかと思いますので、この辺で。

※ 図はトウモロコシ+枝豆でやってみたいと思った植付けのイメージです。
 
4月17日 悠
早速今日、自分なりに実践してみます。

経済というもの価値が不確かになった今、人間としてシンに豊かになることが
次の世代に背中でみせてゆく私達大人の使命だと感じます。

命輝かせましょう!!! 愛と感謝!!!いつもこころに太陽を!!!

4月17日 テラシエラ
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悠 さま

・早速にコメントありがとうございました。
私も全くそう思います。これまでの経済成長の禄を食んできた以上、その付けは次世代送りではなく、私たちに返す方途を示す責任があります。

・さて、仕事柄車が日常の私は、今日は久しぶりに電車に乗って、知人が出展する代々木のEarth Dayのお手伝いに出かけました。そして、その道すがら、通販で届いたばかりの本を読みました。
「自然農・栽培の手引き」鏡山 悦子著、川口 由一監修、南方新社刊
深く自然を見つめる優しい眼差しに溢れていると観じました。丁寧に描かれたイラストも素晴らしい良書です。私も初心者。この本からも多くを学べると思います。

4月21日 テラシエラ
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【ヘアリーベッチ効果?! マメ科の威力】 

・4月20日。畑の様子を観に立ち寄りました。最初に目に止まったのは“ヘアリーベッチ”の花。「あれっ、これ違う」 前回作業のときには、私はこれを“カラスノエンドウ”だと思っていました。そして写真を撮りながら眺めていると、何と、この草の生えている所とない所では、タマネギの葉の生長度合が違うではありませんか!素人眼でも明らかに。(天明さん:タマネギは昨年11月20日に苗を定植。隣のニンニク(同10月12日定植)の生長ぶりに比べると、生育状況はあまり芳しくないとのことですが)

・これがマメ科植物の根粒菌効果なのでしょうか?それにしても、草を刈って作物だけを生かした土地より、草と一緒に繁茂させた土地の方が“出来がよい”というのは、本当に新鮮な驚きです。益々この世界に興味が湧いてきました。

(参考)
・冨田さんがご紹介された「現代農業5月号 ~特集:マメ科を活かす」を私も買って、読み始めました。そこでまた目に止まった記事です。「甘いレタスのためにエダマメをつくる鈴木三兄弟の話」
---------------------------------------------
「エダマメの樹を戻せば畑が治る」って、これは確実です。借りたばかりの畑や、レタスの出来が不満だった畑には集中的にエダマメの樹を戻します。 (中略)
 でも2年に一回は確実に戻して畑に散らし、青いうちにすきこむようにしています。
 畑の消耗を防ぐためだったら、何もエダマメの樹でなくてもいいのではないかって?そうですねー。でも僕はまず繊維質のものを入れたいんです。そうしないと土の量が増えない。(中略)
 繊維としてはトウモロコシも悪くはないんですが、エダマメは根粒菌が付くでしょう。そこが違うんです。・・・
--------------------------------------------------------------------------
・この方も炭素循環農法そのものですね。

(一寸余談)
・“カラスノエンドウ”は、子ども時代によく慣れ親しんだ植物です。ナナホシテントウを捕るなら、いつもこれが生えている所を探しました(あとオオイヌノフグリ)。アブラムシが沢山付くからでしょうね。ところで、“カラスノエンドウ”を一緒に生やしておくと、アブラムシは作物よりもこちらの方に付くのでしょうかね?

4月22日 テラシエラ
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【兵庫の「まっくろくろすけ」からのお便り】

・「19日、兵庫のデモクラティック・スクール『まっくろくろすけ』に林さんが来て下さいました!」と、昨日お便りが届きました。
 ここは、”ひとりひとりが思い思いに自由に学ぶ”民主主義のオルタナティブスクール。学年や決まったカリキュラムはなく、小学校から高校世代の子どもたちが、すべてを話し合いながら自主的に運営し、学び合っている学校です。

・お便り下さったのは、スクールのファウンダーのKさん。当日林さんは、集まった保護者のお母さん方に、教育のことなども含めて実に有意義なお話をして下さったそうです。ここでは、スクールの隣に借りた畑についてのアドバイスをご紹介します。

(Kさんのメールより)------------------------------------------------------
林さんは 畑の使い方は西に赤いものりんごなど,南にオレンジのもの みかんなどが
ひかりの加減であうといってました。

またはたけの西側の固い粘土土のところに ゆっくり根をはる果樹を植えるといい。
手前から畑にしたらいい。
ハーブは土がよくなりすぎると、匂いが落ちるので 家のほうの端とかがいい。
水はけもいいし、日当たりもいいのでいい畑になるよ。とほめてくれました。
ともかく きのこ栽培の終わった木屑があればそれを、
なかったら木の葉を薄くどんどんいれて、土を薄くかぶせると
繰り返していくと、年を追うごとにふかふか土になると。
けいふんとかはいらない、あさく耕す。
土をほじくるのは年に2回でいいとのこと。
うねもつくらなくていい、とか教えてくれました。

ばらは周りの雑草をぬいて、根元においておけばいいと。
そんな感じでした。

ぼちぼち耕す予定です。
----------------------------------------------------------------------------
・不思議ですね。果樹の色と植える位置。少なくとも、頭で考えて分かることではありません。でも、例えば、何も先入観のないうちの子供たちなら、自然とそんな絵を描いてくれるのかもしれません。私たち大人は普段意識することもなく、既に感知することさえできなくなった「自然の法則」が、そこには存在するのかもしれません。”すべてを生かす農法”を自らの心と身体に染みわたらせることができたとき、失ってしまった感性も蘇らせることができるのでしょうか。

※掲載写真は、昨夏に私が訪問させて戴いた折に撮影したものです。

4月27日 テラシエラ
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【20日後のにんにくとエンドウ】 

・4月27日。にわかに肌寒かった週末から一転、今日はまたポカポカ陽気の高津。一昨日NPO自然農食みやぎ(仙台)での炭素循環農法講習会の模様を天明さんにお伝えした後、畑に出ました。

・写真は、私が初めてこの場所を訪れた4月7日から20日経過後の様子。
白花のエンドウは、次々と花を咲かせながら、もう沢山の実りをつけています(全高:約1m)。地表から20cm程の下葉には、ところどころハモグリバエの侵入の跡が見られますが、他には特に異状なし。

・にんにくは相変わらず健やかに生長を続けています。ただ、まーぼうさんも仰っていたように、個体間の生育には“ムラ”があります。まだ、土が出来ていく途上にあるということでしょうか。
それにしても、無臭にんにく(中央写真の左と右写真)の雄姿。ちょっと彫刻的なスタイルは、まるで何か観葉植物のようです。

4月27日 テラシエラ
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【炭素埋設試行錯誤/15日後の土の状態】 

・今日は、前回4月12日に前作残渣と落ち葉をすき込んだ実験区の土の状態を確かめました。

・コマツナをすき込んだ畝を5cm掘り返してみると、茎以外は殆ど跡形なく分解。一方、春菊の方は、まだ根が結構瑞々しく、茎も少し溶けかかったような状態で分解途上でした。しかし、いずれも異臭と感じる臭いはしません。腐敗ではなく、発酵分解が進んでいるのでしょう。

・今回はこれから植付けで、“生の有機物埋設2週間後の作業”となるわけですが、一昨日の講習会でも林さんは「今日収穫したら、今日(残渣を)混ぜて、今日植える。それが基本!」(そうすれば作付サイクルも増える。できるだけ間を置かないように)と仰っていました。

※中央写真が前作の春菊。右写真は前作コマツナの畝。

4月27日 テラシエラ
【炭素埋設試行錯誤/実験区の定植】 
・引き続き、手前の2つの畝には、天明さんが育苗して下さったブロッコリーとダイズなどの苗を定植しました。一昨日は雨降りだったはずなので、植付け時にも灌水はしませんでした。
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・先(4/15)にご報告のとおり、各畝は4つの区画に分かれます(それぞれ左から順に下記区分)
1. 落ち葉浅埋め+貝石灰
2.    〃     (貝石灰なし)
3. 落ち葉深埋め(   〃    )
4.    〃     +貝石灰

・果たしてどんな結果が出るのでしょうか??

4月28日 00:43
まーぼう
エンドウもニンニクもすごく調子良さそうですね。
葉色がどぎつい緑ではなく優しい感じのいい色ですね。

土作りですが、私の畑はチップライトを入れ始めて2年目ですが、一番驚いたのはモグラが全然いなくなったことです。
つまり、彼らの餌となるミミズがほとんどいなくなったからだと思うのですが、それだけ今までは土壌が腐敗気味だったということですね。

連作ですが、私も今回林さんのお話を伺って、「休ませるのはもったいない、どんどん作れ」のかけ声のもと、何でもかんでも手当たり次第に種まきをしています(笑)

4月28日 テラシエラ
まーぼう さま

・コメントの件、林さんの仙台講習会でも関連するお話がありました。
「畑に腐植が増えないようにする=ミミズが増えない土地に変えること」と仰っていました。

 腐植を増やさない
    ↓
 ミミズがいなくなる
    ↓
 モグラがいなくなる
    ↓
 野ネズミがいなくなる …

※腐植は”微生物のフン”のようなもの。この腐植の主成分である「リグニン」をキノコ菌に分解させる⇒腐植が増えない

・また、次のようにも仰っていました。
「特定の動植物が増えるのは、何かの異常!そういう状態を作らない」
「自然が命を生かすしくみを応用する(そのしくみに逆らわない)」

以上。ご参考まで。シンプルながら奥深いですね。

4月28日 peanuts
テラシエラ様
林さんのお話を聞くことができたのですね。少しお尋ねしたいのですが、

>一昨日の講習会でも林さんは「今日収穫したら、今日(残渣を)混ぜて、今日植える。それが基本!」(そうすれば作付サイクルも増える。できるだけ間を置かないように)と仰っていました。

普通は緑肥などをすき込んで一定の期間は農作物を作付けしないようにしますが、CN比が高く、生の物ならすぐに植えても大丈夫という事で理解してよろしいんでしょうかね。

4月28日 テラシエラ
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peanuts さま

・初めに、私はこの農法についてご質問にお答えできる立場にはありませんが、林さんに伺った情報の範囲で補足させて戴きます。

・まず、25日の仙台講習会では、「今日収穫したら~」について、当日これ以上のお話はありませんでした。

 林さんのHPで関連する情報は、「転換:混ぜる」の項にあります。
(以下転載)----------------------------------------------------------------------

浅く混ぜる理由は、十分酸素が届く範囲で、入れた有機物を腐敗させずに、土に触れさせるという意味です。勿論、水による移動もありますが、大量の微生物が繁殖している有機物が土と触れないことには話しになりません。
(中略)

やむを得ず、若い雑草やマメ科緑肥、炭素比が低い=窒素が多い、作物残滓などを使う場合は、炭素比を上げるため乾燥したり、高炭素資材(未処理のオガコなどの木質は分解が遅く調整効果がないため不可)を加え調整する必要があります。特に有機物の処理能力の低い転換初期は要注意です。分からない場合は敷くにとどめます。  
------------------------------------------------------------------------------

・私も庭仕事に携わる身故、「堆肥は”完熟”させたものを使う」は半ば常識として頭にインプットしていました。なので、peanutsさんと同様の問題意識は私にもあります。ですから、生の有機物の投入と作付けのタイミングについては、自ら検証してみる必要があると思っています。

・また、4月4日に新宿で林さんから伺った以下の話も参考になると思います。

(4/4)--------------------------------------------------------------------
 すべて(の微生物)を飼うことが大切。(そのためには)”第一に酸素が入ること”。次に水。次にエサ。

(有機物を)深く埋める場合には、十分堆肥化すること(1年以上)。腐らないものを入れること ex.木材チップ
 ※未熟のものは、嫌気性分解でガス発生

 腐り易いものは、埋めずに上に敷く ex.若い雑草や生ゴミ

 〔C/N比の目安〕
 500~1000 : 樹木、木材
 40 : 自然で用済みのもの(落ち葉、とう熟したイネ科の草etc.)
 25~30前後:※バクテリアによる窒素飢餓注意!
 ~20 : 分解緩やか(堆肥)
 12 :土

C/N比40前後の資材が使いやすい。いちいち機械計測しなくとも分かるよう、自然の仕組みはよくできている。

 〔糸状菌〕
 糸状菌は、全体でひとつの生き物。バクテリアは単体。
  〃 は、(菌糸を使って)”有機物を一旦ガードしてから徐々に分解する”。この作用が有用(バクテリアの爆発的増殖を抑制する)。
---------------------------------------------------------------------------
・これまでの私の理解では、「好気性発酵が良好にできる土壌環境ができているか(団粒化による通気性確保と十分な微生物層の発達)」が可否の条件になるのではないかと思います。逆にいえば、”嫌気に傾いて腐敗し易い”環境下に生の腐り易い有機物をすき込めば、作物への悪影響はあり得ると考えられます。

《ご参考》
・写真は、現在私がプランターで育成中のサニーレタスとチシャです。元の用土は数年草花を育てた古土。今回はこれに、土嚢袋を使った好気性発酵で自作した生ゴミ堆肥を未完熟状態(生ゴミ投入後14日程度)で混ぜ込み、その当日に苗を植え付けました。
尚、この未熟堆肥は、投入時に腐敗臭など異臭がなく、発酵分解が進んでいることだけは確認しました。
  
4月29日 テラシエラ
peanuts さま

《ご参考》
・「土嚢生ゴミ堆肥」については、こちらをご参照ください。
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=40537287&comm_id=3910362 (カドタ式生ゴミ堆肥講習会)

4月29日 peanuts
テラシエラさん
詳しく説明してくださりありがとうございます。ちなみに自分も植木屋です。

数年前より炭素循環農法を取り入れて栽培実験をしているのですが、
すきこむ物(草や緑肥)の量や、回数(年に何回か)、すきこむ時期(夏野菜や冬野菜の前など) などを試行錯誤してやっております。

今までは鍬混みからは3週間ほどは期間を開けて作付けするようにしてました。
C/N比40以上ならすぐに作付けしても大丈夫そうですね。

4月30日 テラシエラ
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【『御馳走』でした!】 
・peanutsさんからご質問を戴いた件のつづきです。

・昨晩の食卓で、初めて今回出来たレタスを食しました。
・・・・・『これは旨い!!』 (自画自賛で恐縮です。が、)しかし、昨秋と同じ種にも関わらず、全く別物と思える食感・食味の大躍進でした。

・収穫前から前作との変化には気づいていました。見た目の葉の瑞々しさが違うのです。触った感触も、肌にキュっと吸いつくような感じ。葉に厚みがあるのに柔らかい。前作にはちらほら付いたアブラムシも殆ど見当たりません(当初1、2匹はいましたが)。

・今回の土は、前作の土に前述の自作生ゴミ堆肥“14日目の未完熟/分解途上”を500g程度混ぜ合わせたもの。レタスの苗は、“当日”そこへ植込みました。
(生ゴミ堆肥の材料は、野菜屑や果物の皮、卵の殻などで、動物系の残渣は入れていません。あとは米ヌカ少々と落ち葉、鉢植えの古土。好気性発酵のため土嚢袋に入れ、水分過多に注意しながらほぼ毎日混ぜ返しています)。

・ちなみに、前作(初めての野菜づくり)の土は、古土+完熟腐葉土+バーク堆肥+EMぼかし少々でした。できたチシャの生育ぶりは良好でしたが、今回の収穫物は味と質感が格段によくなりました。

・さらに、お恥ずかしいながら告白しますと、今回の苗は昨秋種蒔きした苗の残りです。別の鉢に間引きせずぎゅぎゅ詰めにしていたら、そのまま太らなかったものです。一冬越したものなので植えてもすぐ塔立ちしてしまうかと思っていましたが、立派な収穫物になってくれました。苗には感謝とごめんなさいと謝ります。
 そして、このぎゅぎゅ詰めの苗鉢には、冬場もずっとアブラムシが居たのです。それが植替え後には“居なくなった”。消毒の類は一切していません。林さんが仰る「虫には消化できない葉になった」ということなのでしょうか。

・「炭素循環農法」と従来常識とされてきた方法との明らかな相違点は、「土壌微生物による有機物の分解(発酵)と作物の植付け・生育とを“同時進行”させる」ということです。
 ここがポイントだと思うのですが、まだまだ試してみる必要がありますね。また、そうするだけの凄い価値があります。
 現段階でもひとつ気づいていることは、「生命力のあるものは発酵分解されない(?)」らしいことです。生ゴミ堆肥の土嚢袋の中でも、発芽するタネや作物の生長点は結構と分解されません。私にもまだよく分かりませんが、生命の不思議を観察しています。

5月03日 テラシエラ
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【剪定残渣~公園の落ち葉掃除~土づくり】
・4月30日。朝5時前起床。昨日の仕事で手にした剪定残渣と雑草を畑に入れてみたくて、たかつ農園に行ってきました。途中、近くの公園の階段に積もった落ち葉掃除もして“半熟腐葉土”も調達。

・まず、まだ何も植付けしていない奥の畝に、昨日の内にチッパー処理した剪定枝(ヒメシャラ、ユキヤナギ)を3cm厚程で敷きました。そして、“土と和える”目的で、かなり完熟に近い腐葉土を被せて畑土をかけ、軽く混ぜました。

・また、畝間にはまだ生の状態の雑草(ムラサキカタバミ、スギナ、オニタビラコなど)を敷き、これに“半熟腐葉土”を被せ、少し土と和えて軽く踏み込みました。踏み込みをしたのは圧縮のため。通り道ですし、あまりフカフカ状態では乾燥してしまうと考えたからです。

・最後に、残った半熟腐葉土を、マルチ代わりに各畝を3cm厚程で覆いました。

5月03日 テラシエラ
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〔今回の資材について〕
・この剪定残渣(剪定作業で切り取った“生”の枝葉)というもの、いつも私はブルーシートに包んでリサイクルセンターに運ぶのですが、夏場だと数時間で発酵して熱を帯びます。含まれる糖分などの違いによるのか、草よりもそのスピードは速いようです。枝の木質を含めたC/N比は草より高いはずですが、生の状態でのこのような発酵し易さは、土中微生物の増殖にはよい効果を発揮することでしょう。

・それから、“半熟腐葉土”と呼んだのは、落ち葉が厚く積もった場所で、乾いた枯葉をよけた下にある分解途上の湿った落ち葉の層の部分です。いわゆる“ハンペン”にまでは至りませんが、ある程度キノコ菌がまわった匂いがします。状態は“葉っぱの形をとどめているものの、触るとポリポリと折れる”(缶詰めのシャケの中骨のような感じ)です。私の想像ですが、細菌類やバクテリアによる分解に移行する途中段階のものだと思っています。

※写真は“半熟腐葉土”

・・・先ほど静岡より戻りました。2日の本村さんの畑の炭素資材投入量の多さには、びっくりしました!

12月06日 テラシエラ
【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:全体概要】 
・大変ご無沙汰しております。書き込みをさぼっているうち、あっという間に半年経過してしまいましたが、その後の経過をご報告します。

・最初に申し上げますが、今回の炭素資材(落ち葉と残渣)の「浅埋:GL-10cm」「深埋:GL-30cm」比較実験の結果は、作物の生育に大きな違いが出ました。しかし、なぜそうなったのかについては、殆ど納得のいく解釈ができておりません。以下、作付けした幾つかの作物を、写真でご覧戴くことにし、考察は今後も時間をかけて行いたいと思います。

1. 作業概要 (畑の準備4/12)
・耕した範囲は約2坪(3畝)で、前作は(奥から)其々コマツナ、ニンジン+大豆、春菊。
・使用資材:前作残渣、公園の落ち葉約150ℓ(ビニール袋に保存したもの)、米ヌカ、貝石灰
・各畝ごとに、埋設方法を次の2通り設定。さらに各々に貝石灰有無区分を設定(計4通り)
 深埋:GL-30cm堀り、落ち葉約30ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
  さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
 浅埋:GL-10cm堀り、落ち葉約16ℓ/㎡とヌカを土とよく混ぜながらGL+5cmまで盛土。
  さらに、その上に前作残渣を敷き、少量のヌカを播いて隠れる程度に覆土。
    ※写真の畝の「左半分が浅埋区画」「右半分が深埋区画」
    ※上記其々の半面には、貝石灰をひと握りづつ播いた(畝の両端部)。
    ※炭素比のより高い落ち葉を深部に、生の残渣はなるべく浅部にと考えました。
      尚、落ち葉の一部には、白いキノコ菌らしき菌糸を確認しました。
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・写真は、左:作業前、中:土の状態、右:作業完了 の様子。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(1/7)】
*5/21の状況/定植後25日
*ブロッコリーとエダマメは、どちらも天明さんが育苗された苗を4/27定植。
*ブロッコリーは、生育にムラが観られる。
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(写真右は、天明さんの畝:対象区。定植時期が数日早いが、ムラが少ない。尚、天明さんの畝は、落ち葉と生ゴミの表面敷設で“ほぼ不耕起”)
*エダマメは、既に深埋区(手前)と浅埋区(奥)で生育と虫害に差が出ている。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(2/7)】
*5/31の状況(1/2)/定植後35日
*エダマメは、生育の差がさらにはっきりとしてきました。
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 写真中:深埋区。草丈:約10cm  写真右:浅埋区。草丈:約 5cm

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(3/7)】
*5/31の状況(2/2)/定植後35日
*ブロッコリーも、生育の差が拡大。中には、明らかな生長障害を起こすものもあります。
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 写真左:深埋区。草丈:約40cm (丈のみなら天明さんの対象区に同じ)写真中:浅埋区。草丈:約 20cm
 写真右:深埋区。枯死寸前。根に障害?尚、浅埋区でも一株は同様に元気がない。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(4/7)】
*6/9の状況/定植後44日
*ブロッコリーの6株中3株は、何らかの根の障害で枯死してしまいました(前作残渣は春菊)。対象区との比較では、明らかに「浅埋区の株が小さい」ようです。
*エダマメは枯死はないものの、生長差は依然明らか。(一部インゲン豆系を混植しています)
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 写真右:対象区。天明さんのブロッコリー

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(5/7)】
*7/12の状況(1/2)/定植後76日
*ブロッコリーは収穫期を迎え、当初ほどの生長差はなくなりましたが、やはり深埋区の方が株がしっかりしています。それでも、「対象区の生育が最も良好」というのが今回の結果でした。(ただ、対象区はご自宅に最も近い畝であり、実験区は最も遠い畝です。今回の試験以前の過程で、トータルの有機物投入量に差異があったのかもしれません。)
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 写真左:試験区。途中播種したインゲンも、手前の深埋区の生育が旺盛(浅埋区の生長が芳しくない)
 写真右:対象区。旺盛に生育し、株張りもほぼ揃っている。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(6/7)】
*7/18の状況(1/2)/定植後82日
*エダマメを収穫。結果は写真でご覧のとおり。(左から順に下記の4区分で2株づつ)
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 有機物混入の深さと貝石灰の有無で、試験区は4つの区画に分けていました。
  区画1. 落ち葉浅埋め+貝石灰
    〃2.  〃    (貝石灰なし)
    〃3.落ち葉深埋め (  〃   )
    〃4.  〃    +貝石灰

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:エダマメ、ブロッコリー(7/7)】
*8/14の状況/定植後109日
*ブロッコリーの根を掘ってみました。
*土中に棒を差してみると、深さ約40cmで心土(耕盤層?)に当たります。これは深埋区、浅埋区とも同様の状態でした。(深度別の地温測定も試みましたが、上手くできませんでした)
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 写真左:浅埋区。  写真中:深埋区。  写真右:左が浅埋区、右が深埋区の株。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:ナス 】
*ナスの生育も、ブロッコリーやエダマメと同様の傾向が観察されました。
(但し、貝石灰の有無については明確な差異なし)
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写真左:7/26の状況/定植後36日
写真中:9/18の状況/定植後90日 (※右端の株は切り戻し後の状態)
写真右:9/18の状況。左株は浅埋区、右株が深埋区で、生育差がはっきり。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:落花生 】
*ナスと混植した落花生だけは、これまでと結果が異なりました。浅埋区、深埋区とも地上部の生長には目立った差異がなく、“収穫量に関しては浅埋区の方が多収量”という結果になりました。
*貝石灰の有無については、明確な差異は認められませんでした。
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写真左:9/18の状況/播種後120日 浅埋区
写真中:9/18の状況/播種後120日 深埋区
写真右:11/23の状況/播種後186日 左株は浅埋区、右株が深埋区。浅埋区の収量が勝った。

【炭素埋設 試行錯誤 ’09 Round1 結果報告:定植後の苗の枯死について 】
*今回のご報告の中でも、定植後の苗が“突然枯死する”という状況が数例みられました(ブロッコリー、エダマメ、インゲン)。恐らく何らかの“根の障害”と考えられます。
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・炭素循環農法の特徴のひとつは「生の有機物を土と浅く和える」ことですが、「未熟堆肥は土に入れてはいけない」とする従来の常識的な考え方とは180度異なる見解でもあり、私自身、最も検証を進めたい部分でもあります。

・ブロッコリーの場合、少なくとも、対象区の苗には枯死は観られなかったことからすると、「生の前作残渣、剪定チップ、落ち葉を鋤き込んで、2週間後に作付けした」ことの影響は否定できません。しかしながら、同条件でも支障なく生育する株もあり、また、別種の作物ですが他の圃場やプランター栽培で「半生の有機物投入当日に作付け」しても枯死が発生しないケースもあります。投入する有機物の成分や状態は勿論、一方の土壌の性状・通気性・水分量・微生物層の発達度合いなど、多様な要因が複合的に作用する世界ではあるのでしょう。

・また、この半年少々の期間に、それ以前に比べて分量・頻度とも沢山の有機物を投入したことにより「確かに土の感触が変わってきた」と、天明さんは仰います。ややぱさつきのあった土壌に、しっとり感が出てきたようにも観じます。
・そういう訳で、この点については、繰り返し経験を重ねながら、じっくり取り組んで行きたいと思っています。

12月19日 テラシエラ
【たかつⅡ(第2農園)初収穫:12/14】
・天明農園のご近所の農家の方からお借りして、今年8月末から始めた畑の初収穫です。
・やはり、元々すごいササ藪だった”下の畑”の地力がすごいです(ハクサイ、ジャガイモ)。畑づくりの経過は、追ってご報告します。
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写真左:下の畑 写真中:ハクサイ(購入苗です。品種は大福)
写真右:小田原の藤原事務所さんの所に持って行って食べます

12月26日 テラシエラ
【たかつⅡ(第2農園)9月植付け野菜の収穫:12/23】
・今日は小さなお客さま。姪っ子と一緒に収穫です。
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写真左:上の畑の三浦ダイコン 写真中: 〃  ホーム玉ねぎ
写真右:下の畑のジャガイモ(品種はデジマ)

2月02日 テラシエラ
【廃菌床を初投入:たかつⅠ(天明農園)1/2 】
・掛川の田舎モンさんの農園見学(1/22)以来、かなり気になっていた廃菌床を、高津の天明さんの菜園に初めて投入しました。作付け面積約35坪に、投入量は約500Kg。(田舎モンさんの圃場のように"10Kg/㎡"は叶いませんが、平均3Kg/㎡。一部に10Kg/㎡の重点区画も設けました)

・前述のように、この畑は元宅地だった所で、炭素循環農法を実践され初めて丸3年経過。また、昨年4月以降は剪定チップの量を大幅に増やし、この10カ月間に少なくとも10Kg/㎡を浅く混ぜたりマルチの形で施用しています。

・収穫の方は、昨年のサトイモを筆頭に、ジャガイモ、人参、ニンニクなどの根菜類はなかなか良くできます。一方で、玉ねぎやキャベツ、果菜類などは今一つ太りきらない印象で、地力不足を感じていました。
 そして、田舎モンさんの圃場見学。まーぼうさんのレポートにも書かれているとおり"まさに衝撃的"な体験でした。「たった10カ月で、こんなにフカフカの土になるんですか!」廃菌床(高炭素資材とキノコ菌の同時供給)の即効性には心底驚きました。

・今回、廃菌床には"起爆剤"として働いてくれることを期待しています。既に大量投入された剪定チップなどの有機物分解サイクルを回す火付け役です(常時大量の廃菌床がないと成り立たない、ということでも困るので、こうしたことも検証課題です)。
 また、「生の廃菌床(堆肥化していない)を畑に使ってはいけない」と農家の方が仰る件についても実地検証です。廃菌床の鮮度の良さ、表面施用と剪定チップによる通気性の確保、そして廃菌床自体のC/N比の高さ。この3つの条件を満たしているから大丈夫だと踏んではいるのですが。

[施用方法]
1. 廃菌床は、500Kg全てを敷設しました。現状、ほぼ全ての畝に生育中の作物があるため土と混ぜることはしていません。キャベツなどは脇から株元にも。人参などは、上から振りかけた後、葉に付いた分を手で株元に落とし込みました。尚、いずれも株元には剪定チップの堆積層(2~5cm)あり。また、施用量は以下のとおり。
   ① 重点区画: 10Kg/㎡
     a.タマネギ(道路側の畝)、b.キャベツ(右列の前半分)
   ② その他区画:概ね 3Kg/㎡
     ※尚、畝間にも若干少ない量を投入(多量の剪定枝があるため)
2.その後、全体に落ち葉マルチ
  ※廃菌床の乾燥防止のため。一方で窒息も困るので、雑木林の林床を
    イメージして分量を加減しました。
果たして今後の経過は如何に??
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※写真3点は、いずれも廃菌床を敷設後の状況

【廃菌床を初投入:たかつⅠ(天明農園)2/2 】
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写真左:指先が地表面。剪定チップ堆積層 3~6cm。廃菌床層 約2cm
      (重点区画は廃菌床層が5~6cm)
写真右:最後に落ち葉でマルチング

2月02日 1ふうちゃん農園
テラシエラさんの取り組み興味深く拝見してます。

私の最初の炭素循環農法実践は6年余り前のもち米栽培田です。
田圃はそれこそ外部からは何も入れない(=水だけ)農法だったので(手抜き農法の最たるものですから)私にピッタリな農法だったんです

畑も順次手抜き農法で規模拡大(現在約2町5反くらい耕作)してきました。

廃菌床は実に良い資材です。
私はその畑の雑草・収穫残渣と廃菌床の他には外部からの資材(剪定チップ、落ち葉など)を一切使っていません。

廃菌床を極く浅く土と混ぜるのは、空気の確保、温度上昇の防止、乾燥の防止のためですから、土と混ぜない場合はテラシエラさんのようにするのが良いでしょうね。

私は面倒臭くてテラシエラさんのようには出来ません・・・近い将来廃菌床を投入するのもやめたいと思ってるくらいですからね。
ただし、除草されてしまう(私の親と女房が、みっともないからと言って除草してしまう)畑も住宅近くにありますので、その畑にはずっと廃菌床投入が続くんでしょうね。

2月02日 まーぼう
「常時大量の廃菌床がないと成り立たない、ということでも困る」というのは全くもって同意です。

やはりそれぞれの環境で手に入る資材は異なりますから、その与えられた条件下で最大の効果を上げるためのツボのようなものを見いだしていきたいですね。

2月02日 りょうすけ
僕はとりあえず野菜の株元まで掘り返して混ぜてるんで、こちらの結果と完全に比較はできないですが、とても参考になることが多いと思って楽しみにしています。

2月03日 テラシエラ
・今回の作業イメージは、掛川・磐田グループの田舎モンさんひろ坊さんの圃場での廃菌床の使い方を参考にさせて戴きました(私も実物はそこで初めて見せて戴きましたので)。

・田舎モンさんの圃場の様子については、下記にも情報をアップしました(ご参考)。
 ① 本コミュニティ「自己紹介」No.112
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=41228783&comment_count=125&comm_id=4166693

 ② 藤原事務所インターネット放送局「ロハスで愉快な仲間たち」2010.1.22 コメント"以下転載②" by 天明さん
 http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2010/01/20101-fe2b.html ()

・そして、やはり一般には「廃菌床は特殊な資材」ですので、必ずしもこれを前提とせず広めることのできる農法であることを望みます。天明農園では"加速試験"としてその効果を確かめ、他では代用品と考えている"竹林床の枝や落ち葉"でも試してみます。収穫残さやその土地に生える草、里山整備で出てくる剪定枝などを循環させて「どこでも豊饒の大地が実現できる」ことを確かめたいです。

2月12日 テラシエラ
【廃菌床を初投入:たかつⅠ(天明農園)その後① 】
・さて、今日で10日目。廃菌床を入れた天明さんの畑の様子ですが、少し馴染んで落ち着いてきた印象です。
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・写真中,右は、ハクサイの苗の株元ですが、廃菌床の中に向かって、元気な白根が伸びています。とりあえず、根痛みの心配はなさそうなのでホッとしました。

・敷設した廃菌床にも異臭などはありません。オガ粉の外に菌糸が広がる兆候はみられませんが、ピンポン玉大の塊の中には依然真っ白い菌糸が生きているようでした。

2月13日 まーぼう
各地から廃菌床使用のレポートが届き始めており、春からの結果報告が大変楽しみです。

ただ僕としては、テラシエラさんもおっしゃるように、廃菌床に頼らずとも満足のいく結果を出せるようにという思いがありますので、暫くは「粘りとやせ我慢」でチップ農法に邁進していくつもりです。

2月14日 テラシエラ
まーぼう さま

・ここ"たかつ"では、地元に廃菌床の入手先がないため、それなりの遠地から搬送しなければならず、”持続的に利用可能な資材”とは言えません。ですから、今回その効果を確かめつつ、同時に別の方途や折衷案を探りたいと思っています。ですから、第2農園では廃菌床を投入しない区画も残します(元々ハンペンの自生も観られる場所ですし)。

・当地で持続的に利用可能な有機物資材は、前作残渣の他、樹木類の剪定チップ、公園の落ち葉、家庭生ごみ、そして竹林(孟宗)の間伐竹です。キノコ菌系の素は、林床落葉などに期待しています。

・今回の廃菌床施用では、①既に大量投入した有機物資材をキノコ菌糸が分解することによる土壌団粒化の促進と、②(願わくば)菌糸の定着化の2点が主な狙いです。特に後者は、キノコの種類によってエサの好みも変わるでしょうから果たして上手くいくかは分かりませんが、掛川の圃場で観た”廃菌床の下の剪定チップ層にも、大量のキノコ菌糸が繁殖していた”光景を再現してみたいと思います。スターター利用と言ったも、こうした意味です。

・また、りょうすけさん情報でも触れられていますが「自分の畑で菌床づくり(キノコ栽培)からできたら…」という方向性も試してみたいです。

2月27日 テラシエラ
【ひろ坊さんの珍しい野菜:たかつⅡ】
・昨夏、磐田の”やさい屋ひろ坊さん”から分けて戴いた、アブラナ科の珍しい野菜の種。
第一弾は、殆ど青虫に食べられてしまったのですが、もう一度蒔き直して、ようやく収穫に近づきました。
 やはり、種蒔きの適期というのが大切なのですね。
・上の段は元慣行栽培の畑。さて、お味の方はどうでしょうか。
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 写真左:上の段 全景 写真中:ロマネスコ(カリフラワー) 写真右:ミニ縮緬キャベツとコールラビ

 ひろ坊さん。ありがとうございました。
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たんじゅん 

Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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