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微生物による土壌肥沃度指標

 新たな『土壌診断の指標」を提案しているグループがあると、福井の「耕」の杉田栄一さんから知らせてもらって、そのお披露目の会に一緒に参加してきた。 
 非公式の会というのに、予定の2倍以上の、100名の方が、全国から集まっていた。

それは立命館大学のグループの会。Sofix という指標を提案している。
 その案内には、;
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/b-liaison/COI-T_SLI/sofix.html
 SOFIXは、土壌肥沃度指標(Soil Fertile Index)の略語。立命館大学生命科学部久保幹教授らが開発した生物指標による農耕地土壌の診断技術とある。 
 SOFIXでは、土壌1g中に何億個の微生物がいるかを示す。 土壌中から微生物のDNAを抽出し、そのDNA量を指標として微生物量を測定する。これを環境遺伝子(eDNA)解析法といっている(eDNAとは、自然環境中の細菌由来DNA(environmental DNA)のこと)。
 eDNA法では、培養できない微生物(VBNC)も正確に測定できるのが特徴。
 主な分析項目;・総微生物量、・亜硝酸⇒硝酸の活性、・アンモニア⇒亜硝酸の活性、・総炭素量
  
これまでに3000か所以上の農地土壌を分析し、有機栽培に望ましい土壌成分の量とバランスを数値化する診断指標であり、①植物生長に関する成分と ②物質循環に関する成分を測定。
  基本は、有機栽培(農業)で、有機物施肥栽培を基本にした農業の、望ましい土壌を、数値化して判定することを目的としている。
 従来のものと比べて、物理的、化学的測定に加えて、生物的な測定によって、土壌成分の量とバランスを、数値化し、評価しているのが特徴。
  中心になって、研究をすすめられている方が、微生物学の久保 幹教授なので、久保教授に質問をしてみた。 
 Q1) 土壌中の微生物の、深さによる違いは研究されているか。
    「30cmぐらいまでの微生物の違いはない。それより深い土壌の分析結果はない」。
   「微生物の世界は、まだ、全体の99.7%は解明されていない」。 
   (表層から、30cm(50cm)までにいる微生物の<平均>しか、測定できていないということだろう)
  Q2) 施肥の土壌でなく、無施肥の土壌で、作物が十分に、むしろ、よく育つことは知っておられるか。
  
 「知らない。無施肥でものが育たないのでは・・・。今後、調べていきたい」
  Q3) 無施肥の土壌の分析はされていないということ? 」
   「作物が育つ環境の研究をしてきた」 
 Q4) 作物にいい土壌のC/N比は?
  
  「C/Nが、10から25の間がいい。基本は、チッ素の微生物による循環と、炭素の微生物による循環の両方が十分に行われると作物が育つ。それに適した肥料を、測定値から提案できるようになった」。 
 Q5) 作物が育つのは、もの(チッ素や、炭素)による循環ではなく、エネルギーの循環だという考えがあり、微生物は、エネルギーを取り込む役をしているだけという考えもあるけど、どうお考えか。
 
 「そういうことはわからない。今後、調べていきたい」
  というところが、現状のようだった。
  会が終わってから、参加者の数人と、意見を交換し合った。
  なお、SOFIXの正式な発会は、2月18日、立命館大学で、開かれます。
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たんじゅん 

Author:たんじゅん 
「虫がつく野菜は、人間の食べ物ではない、虫のエサ。人間の食べ物は虫がつかない野菜。虫も野菜も人も、すべてが生き生きとしている。もちろん、お百姓も未来の大人も・・・」。
それが、自然・天然の仕組みと聞いて、びっくり、納得。
人間の側からではない、天然の側からのたんじゅんな農法は、もしかすると、戦争のない平和で豊かな世界の一つの実験、実顕ではなかろうかと、その実践報告を集めている。
連絡先メールアドレス tanjun5s@gmail.com

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